アルバート・ニコラス (クラリネット)

Albert Nicholas (Clarinet)

アルバート・ニコラス

1900年5月27日ルイジアナ州ニューオリンズ生まれ。
1973年9月3日スイスのバーゼルにて死去。

出身は中産階級のクレオールであった。
ロレンツォ・ティオにクラリネットを習い、キング・オリヴァーやキッド・オリーらと演奏を行った。
自分のバンドを持ったこともあるが、1924年シカゴにいたキング・オリヴァーに呼ばれた。
その後上海、インド、エジプトなどを巡っていたが28年にニューヨークに戻りルイ・ラッセルの楽団に5年間在団している間にも様々な吹込みに参加した。
ニコラスが残した優れたソロはルイ・ラッセルや晩年のジェリー・ロール・モートンの録音の中に聴くことができる。
41年からしばらく引退していたが45年にカムバックし、オリーのバンドに加わった。
53年フランスに渡りそこに落ち着いた。69年10月ロンドンで行われたジャズ・エキスポに出演した。
69〜70年にかけて一時帰国してニューオリンズやシカゴを巡演した。

レコード・CD

”King Oliver/Sugar foot stomp”( Decca GRD-616)
”King Oliver's Dixie Syncopators 1926-1928”(MCA-1309)
"Luis Russell and his orchestra 1926-1929"(The chronological 588)
「黄金時代のルイ・アームストロング」(EMI TOCJ-5221-28)
「ジャズ・クラシックス・オブ・ジェリー・ロール・モートン」(RCA RA-9〜12)
The Chronogical “Louis Armstrong and his orchestra 1938-1939”(classics 523)
“The Indispensable Fats Waller”(RCA PM 43686)