ビル・コールマン (トランペット) 

Bill Coleman (Trumpet)

ビル・コールマン

1904年8月4日ケンタッキー州パリス生まれ。
1981年8月24日フランス トゥールーズにて死去。

セシル・スコットともに28年ニュー・ヨークに上り、30年代はラッキー・ミリンダ、ベニー・カーター、テディ・ヒルらのバンドで演奏、その間数度海外楽旅に加わった。
37年には、フランスでジャンゴ・ラインハルトのレコーディングにも参加した。
40年代に入るとカーター、テディ・ウイルソン、アンディー・カークらの有名バンドに入り、45年にはジョン・カービーのコンボに参加した。
USO(?)ショウの一行とともに東南アジア楽旅の帰途日本にも立ち寄っている。
帰米後46、47年はサイ・オリヴァー楽団に入ったが、母国の人種差別に嫌気がさし、パリに居を移し、終生アメリカには戻らずヨーロッパで活動を行った。
ビル・コールマンは実力がありながら、過小評価されているトランぺッターの一人。
過小評価の原因は、もともとビッグ・バンドでの活躍が主だったことと、後半生はヨーロッパで活動していたためと思われる。

レコード・CD

"The indispensable Fats Waller"(PM43686)
"Luis Russell and his orchestra 1926-1929"(The chronological 588)
"Don Redman 1931-33"(The chronological 543)
「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ第5巻/ファッツ・ウォーラー」(RCA RA-23〜27)
"Bill Coleman/A tale of two cities"(TFD 5.010)
「ビリー・ホリディ物語 第5集」(SOPH 69〜70)
「MCAジャズの歴史」(VIM -19)
「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ10/ザ・ビッグ・バンド・イーラ 第2集」(RA-58)