ボビー・ハケット (トランペット)

Bobby Hackett (Trumpet)

ボビー・ハケット

フルネーム:ロバート・レオ・“ボビー”・ハケット Robert Leo “Bobby” Hackett
1915年1月31日ロード・アイランド、プロヴィデンス生まれ。
1976年6月7日死去。

一言でいえばビックス・バイダーベックのフォロワー。
14歳の時からローカル・バンドで働き、33年にピー・ウィー・ラッセルとトリオを組み、後数年間はボストン周辺で演奏活動を行った。
この頃からビックス風の端正で美しいソフト・ブレス奏法が注目を集めるようになった。
37年にはニューヨークに進出し、ジョー・マーサラと共演した後大編成のビッグ・バンドを結成したが失敗し、
41年7月にグレン・ミラーの楽団に加わった。
その後はスタジオの仕事をしたり、カサ・ロマ・オーケストラやエディー・コンドンらとプレイを行った。
50年代にはジャッキー・グリーソンと組んでムーディーな演奏を行い多くのファンを得た。
しかし彼が最大に魅力を発揮したのは、小グループによるディキシーランド・ジャズの演奏で、
ベニー・グッドマンやレイ・マッキンレー、或いは自己のグループなどとの共演が有名である。
1937年のアンドリュース・シスターズの録音に名前が見える。

レコード・CD

「アンドリュース・シスターズ/スウィング・コーラスの花形」(CUL-1020-E)
「ベニー・グッドマン/カーネギー・ホール・ジャズ・コンサート」(CBS SOPB 55007〜08)
「ベニー・グッドマン・ライヴ・アット・カーネギー・ホール-1938(完全版)」(SME RECORDS SRCS 9610〜1)
「ザ・テディ・ウィルソン」(CBS SONP 50332-33)
"Eddie Condon/That's a serious thing"(History 20.3008-HI)
「栄光のコンドン・ジャズ」(Mainstream Records XM-34-MSD)