バニー・ベリガン (トランペット)

Bunny Berigan (Trumpet)

バニー・ベリガン

フルネーム:ローランド・バーナード・ベリガン Roland Bernard Berigan
1908年11月2日ウィスコンシン州ヒルベルト生まれ。
1942年6月2日ニューヨークにて死去。

初めはヴァイオリンを弾いていた。次いでトランペットに持ち替えたが、27年ごろまでは両方の楽器を演奏していたという。
ローカル・バンドを渡り歩き、ニューヨークとウィスコンシンとを往復していたが1930年春ハル・ケンプの楽団に加わって渡欧を果たす。
1930年後半に帰米し、ニュー・ヨークのスタジオ・ミュージシャンとして働き始め、フレッド・リッチ、フレディ・マーティン、ベン・セルヴァンなどの
バンドに加わってレコーディングなどに参加した。。
1931年初頭CBSラジオ・ネットのミュージシャン・スタッフとなり、32年後半から1934年初頭まではポール・ホワイトマンのバンドに加わった。
35年7月〜9月までベニー・グッドマン楽団のレギュラー・トランぺッターとなった。
その前後にいろいろなグループで吹込みを残しているが、中でもトミー・ドーシー楽団に加わってのものが有名だという。
37年春から自己のフル・バンドを率いるようになったが、40年の春解散。
40年3月から8月までは再度トミー・ドーシーのバンドに加わったが長続きせず、
何度かコンボやフル・バンドを結成したり解散したりしていた。
最も著名な録音は「言い出しかねて」(I can’t get started)。
油井正一氏は「スイング時代最高のトランぺッター」と言っている。
粟村政昭氏は「スイング時代最高の白人トランぺッター」と表現している。」

レコード・CD

"The young Benny Goodman"(CBC 1-088)
"Midred Bailey her greatest performances"(Columbia JC3L-22)
「コンプリート・ベニー・グッドマン/Benny Goodman The RCA years」BVCJ-7030,41
「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ 第11巻/ザ・サウンド・オブ・スイング」(RVC RA-68)
「Swing Sessions in the 30's」(Victor RA-5325)
「ビリー・ホリディ物語 第1集」(CBS SONY SOPH 61)
"The chronogical/Louis Armstrong 1934-1936"(Classica 509)
「バニー・ベリガン・アンド・ヒズ・ボーイズ/テイク・イット・バニー!」(Epic SICP 4012)
「バニー・ベリガン 1937−38」(RJL-3137)
“Bunny Berigan / The complete Bunny Berigan Vol.V”(Bluebird 9953-1)
「ジャズ栄光の巨人たち15 バニー・ベリガン」(RCA RMP-5115)
「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ第17巻/スイングからバップへ」(RA96〜100)
「オリジナル・トミー・ドーシー」(RCA RA-9007-8)