ディック・ヴァンス(トランペット)

Dick Vance (Trumpet)

ディック・ヴァンス

1915年11月28日ケンタッキー州メイフィールド生まれ。
1985年7月1日死去。

ケンタッキーの生まれだが育ったのは、オハイオ州のクリーヴランドだという。
1930年代にフレッチャー・ヘンダーソン、チック・ウエッブ楽団でトランペットを吹いたが、
他に優れたスターがいたためソロはあまりとっていない。 彼のソロが聴かれるのは、クラウン盤「ミルドレッド・ベイリー」、
アラジン盤レナード・フェザー・セプテット(45年)、デッカ盤エディ・ヘイウッド「ビギン・ザ・ビギン」(44年)である。
後ミュージカルのピット・バンドで働いていたが、編曲者として活躍するようになった。
69年はエディ・ベアフィールドと海外楽旅に出た。
「エリントン‘55」は彼のアレンジであるという。
フレッチャー・ヘンダーソンの1936年の録音にその名が見える。

レコード・CD

「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ 第9巻 ザ・ビッグ・バンド・エラ 第1集」(RCA RA-47)
"A study in frustration"(Essential・JAZZ・Classics EJC55511)
"Classic jazz archive / Fletcher Henderson 1897-1952"(Membran 221998-306)
"Chick Webb with Ella Fitzgerald/Princess of the savoy(MCA-1348)