エドガー・サンプソン(サックス、ヴァイオリン、作・&編曲)

Edger Sampson (Sax , Violin , Composer & Arrangement)

エドガー・サンプソン

フルネーム:エドガー・メルヴィン・サンプソン Edger Melvin Sampson
1907年8月31日ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。
1973年1月16日ニュージャージー州イングルウッドにて死去。

6歳からヴァイオリンを習い、ハイスクール時代にサックスを始めたという。
ハーレムを中心に活躍し、1924年ヴァイオリンでジョー・コールマン(P)とデュオでプロとしてのキャリアをスタートさせた。
その後チャーリー・ジョンソン、フレッチャー・ヘンダーソンなど多数のバンドで活動し、一時デューク・エリントンのバンドにも在籍したことがあったという。
33〜37年はチック・ウェッブの楽団に加わっていたが、その頃から編曲を始め次第に作・編曲の腕前も認められるようになった。
以来演奏を辞め、作・編曲に集中した。
曲・アレンジを提供したバンドは、ベニー・グッドマン、アーティー・ショウ、レッド・ノーヴォ、テディ・ヒル、テディ・ウィルソンなどたくさんの一流のバンドがある。
40、50年代はアルトからテナー・サックスに変えて演奏も行ったが、何といっても彼の名声はスイング時代を代表する作・編曲家としてのものであった。
スイング時代のビッグ・バンド・スタイルを築いた一人としてその業績は高く評価されている。
作曲家としても、「サヴォイでストンプ(Stompin’ at the Savoy)」、「その手はないよ(Don’t be that way)」などの名曲を産み出した。

レコード

「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ 第9巻 ザ・ビッグ・バンド・エラ 第1集」
「チック・ウェッブ/伝説」(SDL 10344)
"Chick Webb / Ella swings the band 1936-39" MCA-1327
"Ella Fitzgerald with Chick Webb's band" Ace of Hearts AH-36
"Chick Webb / Cab - Ella & Chick"(Bandstand records 7125)
「ビリー・ホリディ物語 第2集」(CBS SOPH 63)
「ビリー・ホリディ 第4集」(CBS SOPH 67〜68)