エルマー・ショーベル (ピアノ)

Elmer Shoebel (Piano)

エルマー・ショーベル

1896年9月8日イリノイ州イースト・セントルイス生まれ。
1970年12月14日死去。

「ザ・シカゴアンズ」(Decca SDL-10361)の飯塚経世氏の解説に拠ると、N.O.R.K.(ニュー・オリンズ・リズム・キングス)のピアニストとして活躍し、
後シカゴのミッドウェイ・ガーデンで自己の楽団を率い、ベニー・グッドマン、マグシー・スパニア、フランク・テッシュメーカーたちにジャズの初歩を
教えた人物として有名であるとのことだが、スイング・ジャーナル社発行の「ジャズ人名辞典」には載っていない。
そもそもはイリノイ州で無声映画の伴奏を行いそのキャリアをスタートさせたという。その後1910年代はヴォードヴィルに進出し、1920年代はシカゴで
「20世紀ジャズ・バンド」(20th Century jazz band)でプレイした。
1922〜23年にかけては前出のN.O.R.K.のメンバーとして活躍した。
その後1925年にアイシャム・ジョーンズが加入するまで、ミッドウェイ・ガーデンス・オーケストラやザ・オリジナル・メンフィス・ボーイズ、
シカゴ・ブルース・ダンス・オーケストラを率いた。
その後シカゴに戻り、ルイ・パニコ(Louis Panico)やアート・カッセル(Art Kassel)とプレイしたりメルローズ音楽出版社で編曲の仕事をしていた。

レコード・CD

「白人草創期ジャズ音楽 ディキシーランド」(APCD-6001)
「ザ・シカゴアンズ」(Decca SDL-10361)