フレッド・ガイ (ギター&バンジョー)

Fred Guy (Guitar&Banjo)

フレッド・ガイ

1899年5月23日ジョージア州バークスヴィル生まれ。(1897年5月23日という記載もある)
1971年12月22日死去。

23年エルマー・スノウデンが抜けた後のバンジョー奏者としてデューク・エリントンの楽団に加入する。
それ以前にはファッツ・ウォーラーが在籍していたコンボのリーダーであり、デュークたちがニューヨークに来た時から親交があった。
年齢もデュークと同じ(近い)でリズムの強化を図るデュークの求めに応じて参加する。
それ以後49年1月まで四半世紀に渡ってデュークのリズムセクションを支えることになる。
34年にバンジョーからギターへ切り替えたが、プレイはあくまでリズム・マンとしての分を守ったものだった。
エリントニアン達のプレイするグロウル・ホーンのバックに鮮やかに刻まれる彼のリズムは、初期のエリントン楽団になくてはならぬ音作りの効果を上げている。
この辺りはカウント・ベイシー楽団のリズム・セクション「オール・アメリカン・リズム・セクション}の要として世評の高いフレディー・グリーン
(Freddie Green 1911年生まれ)と非常に近いものがあるが、実際はこちらのガイの方が先輩でグリーンへ影響を与えたことが考えられる。
デュークは彼の49年の退団後決してギター奏者を雇わなかったことからも彼の果たした役割の大きさがうかがい知れる。彼はその後演奏活動から身を引き、
シカゴでボール・ルーム(ダンス・クラブのようなもの)のマネージャーをしていたという。

レコード・CD

"Archive of Jazz/Duke Ellington"(BYG 529.071)
「デューク・エリントン楽団 1929〜1943」(DVD JLD-410)
"Billie Holiday/Live and private recordings in Chronological order"(LDB01〜LDB22)
"Cootie Williams and his rug cutters 1934/40"(TAX m-8011)
「ザ・デュークス・メン」(Epic EICP 602)
"The Duke"(COL 517687-2)
"Duke Ellington presents Ivie Anderson"(Columbia KG 32064)
"Hodge Podge"(Epic JEE 22001)