ハリー・カーネィ (サックス)

Harry Carney (sax)

ハリー・カーネィ

1910年4月1日マサチューセッツ州ボストン生まれ。
1974年10月8日死去。

1925年にプロとしてデビューし、ボビー・ソウヤーやウォルター・ジョンソンらとともに演奏した。
その頃ボストンを訪れたデューク・エリントンに認められ、27年にエリントン楽団に参加、最後までエリントン楽団のアンカー・マンとして活躍した。
非常に艶のある豊かなトーンはエリントン楽団の至宝となっており、低音部をがっしり支えている。
ジェリー・マリガンが出現するまではバリトン部門の不動の一位であった。70年代になってもしばしばマリガンを抑え1位となっている。
バリトン・ソロのパイオニアであり、数多くの名演を残しているほか、バス・クラリネットのパイオニアとしても知られている。
1974年エリントンが亡くなった時、「今日はわが人生最悪の日だ。デュークがいなくては自分の人生は生きている甲斐がない」と言っており、
後を追うように4か月後に亡くなった。

レコード・CD

"The Duke"(History 204140-302)
"Cootie Williams and his rug cutters 1934/40"(TAX m-8011)
「ザ・デュークス・メン」(Epic EICP 602)
「デューク・エリントン楽団 1929〜1943」(DVD JLD-410)
"Billie Holiday/Live and private recordings in Chronological order"(LDB01〜LDB22)
"The Duke"(COL 517687-2)
"Duke Ellington presents Ivie Anderson"(Columbia KG 32064)
"Hodge Podge"(Epic JEE 22001)
「ビリー・ホリディ物語 第1集」(CBS SOPH 61-2)
「ビリー・ホリディ物語 第2集」(CBS SOPH 63-64) 「ザ・テディ・ウィルソン」(CBS SONY SONP 50332)
「ベニー・グッドマン/カーネギー・ホール・ジャズ・コンサート」(CBS SOPB 55007〜08)
「ベニー・グッドマン・ライヴ・アット・カーネギー・ホール-1938(完全版)」(SME RECORDS SRCS 9610〜1)
「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ第16巻 ライオネル・ハンプトン/オール・スター・セッション」(RCA RA-90〜95)