フルネーム：ハリー・ハーグ・ジェイムス (Harry Haag James)
1916年3月15日ジョージア州オールバニー。
1983年7月5日ネバダ州ラスベガスにてリンパ腺癌のため死去。
スイング時代を代表するトランぺッターの一人。華麗で甘美なプレイ・スタイル人気があった。一時マイルス・ディヴィスも憧れていたという。
父親はサーカス団のバンド・リーダー兼トランペット奏者ロバート・ジェイムス、
母親は同じサーカス団の空中曲芸師だったメイベル・スチュワート・クラーク・ジェイムスの間に生まれる。
4歳のころからサーカスの芸人として働き始めた。
やがて音楽に興味を抱き、6歳から小太鼓を叩き始め、10歳の時から父親からトランペットの手ほどきを受けた。
14歳の時テキサス州で行われたアマチュア音楽コンクールのトランペット部門で優勝した。
トランペット奏者として自信を深め、地方のダンス・バンドでアマチュア活動を始めた。
1935年19歳の時ベン・ポラックの楽団に雇われる。
1936年BGに見いだされ、翌1937年1月BGの楽団に加入。
ここでもスター奏者として人気を集め、39年独立して独自のバンドを結成した。
37〜39年ダウンビート誌、39〜46年のメトロノーム誌で人気投票で一位を獲得した。
50年代初めロス・アンゼルスに移住したが、55年の映画「ベニー・グッドマン物語」出演後、
ジャズ的色彩の強いバンドを再編した。この時編曲を担当したのはアーニー・ウィルキンス、ニール・ヘフティ、サド・ジョーンズといった逸材揃いだった。
64年初来日、65年ニュー・ポート・ジャズ・フェスティヴァルなどに出演した。
その後も演奏活動を継続し死の10日前までプレイしていたという。
「ベニー・グッドマン・キング・オブ・スイング／The king of swing（36AP 1416-7）
「コンプリート・ベニー・グッドマン／Benny Goodman The RCA years」(BVCJ-7030-41)
「新たなる宝庫・黄金時代のベニー・グッドマン」(Nostalgia records CSM 890-891)
「ビリー・ホリディ物語」(CBS SOPH 65〜68）
「ベニー・グッドマン／カーネギー・ホール・ジャズ・コンサート」(CBS SOPB 55007〜08)
「ベニー・グッドマン・ライヴ・アット・カーネギー・ホール-1938（完全版）」(SME RECORDS SRCS 9610〜1)
「ライオネル・ハンプトン／オール・スター・セッション」(RCA RA-90〜95）
「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ第17巻／スイングからバップへ」(RA96〜100)
「ザ・テディ・ウィルソン」(CBS SONY SONP 50332)