ジャック・ティーガーデン (トロンボーン&ヴォーカル)

Jack Teagarden (Trombone & Vocal)

Jack Teagarden
本名:ウェルダン・レオ・“ジャック”・ティーガーデン (Weldon Leo “Jack” Teagarden)
1905年8日29日テキサス州ヴァ―ノンの生まれ。
1964年1月15日ニューオリンズにて死去。

1920年正式にプロ入りし、翌年5月からトリオを率いて好評を博した。
ここにペック・ケリーに認められて9月に同楽団に加入、彼から本格的にジャズを学ぶとともに、ピー・ウィー・ラッセルやウィンギー・マノンらとの交友も深めた。
その後中西部のバンドで働き、27年11月にニューヨークに出、12月に初吹き込みを経験した。
この頃から豊で個性的な音色と自然でリラックスした雰囲気、そして卓抜たるテクニックとブルース・フィーリング溢れるプレイはたちまち評判になったという。
28年ジミー・ハリソンと交流することによって、そのトロンボーン奏法の感化を受け、一層完成されたスタイルとなった。
また歌唱力も優れ、そのトロンボーン・スタイルを歌に移し替えたかのような暖かみのあるノンシャランな味わいで親しまれた。
彼の偉大さは多くの人から親しまれ、“ビッグ・T” とか”ビッグ・ゲイト“とか呼ばれた。
20年代末から30年代初めまで多くのレコーディング・セッションに参加している。
33年暮れ〜38年暮れまではポール・ホワイトマン楽団に在団。
39年〜46年まで自己のレギュラー・バンドを率いた。その後一時コンボに縮小したが、47年からはルイ・アームストロングのオール・スターズに参加した。
51年9月退団、以後亡くなるまでディキシーを中心としたコンボを率いて活躍した。

レコード・CD

「シカゴ・スタイル・ジャズ」(Columbia ZL-1091)
「ザ・シカゴアンズ/1928-1930」(Decca SDL-10361)
「黄金時代のルイ・アームストロング」(EMI TOCJ-5221-28)
“Red Nchols and his five pennies”(Ace of Hearts AH-63)
"King of the blues trombone"(Epic JSN 6044)
「レッド・ニコルス物語」(MCA-3012)
"The Indispensable Fats Waller"(RCA PM 43686)
「ベニー・グッドマン秘蔵名演集」(PDTD-1046)
「ブルー・ギターズ」(P-vine BGO CD327)
"Giants of Jazz/Benny Goodman"(Time-Life)
"Benny Goodman and the giants of swing"(Prestige 7644)
"Mildred Bailey / Her greatest performances"(Columbia JC3L-22)
「新たなる宝庫 黄金時代のベニーグッドマン」(Nostalgia records CSM 890〜891)
「コンプリート・ベニー・グッドマン」(BMG BVCJ-7030)
『ビリー・ホリディ物語 第1集』(CBS SOPH 61)
“Bessie Smith The collection”(Columbia CK44441)
「バニー・ベリガン・アンド・ヒズ・ボーイズ/テイク・イット・バニー!」(Epic SICP 4012)
「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ第17巻/スイングからバップへ」(RCA RA96〜100)