ジョー・トーマス (トランペット)

Joe Thomas (Trumpet)

ジョー・トーマス

1909年7月24日ミズーリ州ウエブスター・グローブスの生まれ。
1964年8月6日死去。

1920年代末期にセシル・スコット、ダーレス・ハリス、シャッフル・アバナシーなど中西部のバンドで下積み時代を送った後ニューヨークに出る。
ニューヨークでは、フレッチャー・ヘンダーソン(34年、36〜37年)、ベニー・カーター(39年、40年)などのバンドに加わり声価を高めた。
40年代中頃が全盛期と言われ、ニューヨークを舞台にフリー・ランサーとして数多くの一流プレイヤーと交流し、卓抜たる才能を開花させた。
しかし彼はアンダー・レイテッドなプレイヤーで、50,60年代における活動は地味であった。
司会64年コールマン・ホーキンスと組んでニューポート・ジャズ・フェスティヴァルに出演、その健在ぶりを示した。
数多くの吹込みに参加したが、58年に発表された「メインストリーム」(Atlantic)が唯一のリーダー・アルバムである。

レコード・CD

「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ 第9巻 ザ・ビッグ・バンド・エラ 第1集 フレッチャー・ヘンダーソン」(RA-45,46)
「Fletcher Henderson/A study in frustration」
「MCAジャズの歴史」(MCA records VIM-17〜19)