ジョー・ヴェヌーティ(ヴァイオリン) 

Joe Venuti (Violin)

ジョー・ヴェヌーティ

本名:ジュゼッペ・“ジョー”・ヴェヌーティ Giuseppe “Joe” Venuti
多分1903年9月16日イタリア、ミラノ近郊のレッコの生まれ(1894年生まれという記述もある)。
1978年8月14日ワシントン州シアトルにて死去。

1898年イタリア人の両親とともにアメリカに移住(1894年生まれ説)。史上最初のジャズ・ヴァイオリン奏者としてあまりにも有名。
ギタリストのエディ・ラングと共にストリング・ジャズのパイオニアと言われる。
フィラデルフィアで育ち、小学校でエディ・ラングと知り合い、21年アトランティック・シティでラングと共にバート・エストロウ5重奏団に加入、演奏を始めた。
以後33年ラングが死去するまでコンビを組んで多数の吹込みを残した。中でも[ヴェヌーティ・ブルー・フォア]の名で27〜28年に
オーケー・レコードに吹き込んだレコードは室内楽的スタイルで話題になった。
その間25年10月〜26年6月はラングと共にロジャー・ウルフ・カーン楽団で楽旅を行い、27年はエイドリアン・ロリーニ楽団、
29〜30年はポール・ホワイトマン楽団に参加した。
30年代初頭はニューヨークでスタジオ・セッションに加わり、34年スモール・グループを率いて訪英レコーディングも行った。
35〜40年代初頭まで自楽団を維持、44年には西海岸でMGMのスタジオ・ミュージシャンとなり、40年代末期は同地で自己のバンドを持った。
50年代中期はロスアンゼルスのKNXT放送にレギュラー出演し、53年春再訪英。56年はジャッキー・グリーソンのCBS-TV番組に出演した。>
60年代はロス、シアトル、ラスヴェガスなど西海岸で演奏続け、68年7月ニューポート・ジャズフェスティヴァルに初出演大成功をおさめた。
以来ジョージ・ウエインの肝いりで69年10月ロンドンのジャズ・エキスポに参加、同年ニューポート・オールスターズとして来日を果たした。
69年末はニューヨークで演奏活動を行っていたが、70年病に倒れた。
しかしその後復帰しヨーロッパへの楽旅を行うなど最後まで演奏活動を行っていた。

レコード・CD

“Red Nchols and his five pennies”(Ace of Hearts AH-63)
「レッド・ニコルス物語」(MCA-3012)
『ビックス・バイダーベック物語』(CBS SOPB 55017〜19)
「黄金時代のルイ・アームストロング」(EMI TOCJ-5221-28)
“An introduction to Bix Beiderbecke 1924-1930”(Best of jazz 4012)
“Giants of Jazz/Benny Goodman”(Time-Life)
"Benny Goodman and the giants of swing"(Prestige 7644)