ジョニー・ドッズ(クラリネット)

Johnny Dodds (Clarinet)

Johnny Dodds

1892年4月12日ルイジアナ州ニュー・オリンズ生まれ。
1940年8月8日シカゴにて死去。

ロレンツォ・ティオ・Jrに手ほどきを受けた程度でほとんど独学でクラリネットを始め、17年キッド・オリーのバンドに入った。
20年キング・オリヴァーのバンドに加わり名声を上げ、シカゴの白人たちも熱心に聴きに来たという。
キング・オリヴァー、ルイ・アームストロング、ジェリー・ロール・モートンらと歴史的な録音を残している。
20年代後半から自己のバンドを率いて活躍、30年代には不景気のあおりを受けタクシー運転手をしていたこともある。
38年頃にもレコーディングを行ったが間もなく脳溢血で亡くなった。
ジミー・ヌーンと並んでニュー・オリンズ・ジャズ・クラリネットの第一人者で情熱的な音色、鋭いアタックで、合奏でソロですぐれたプレイを聴かせた。
特にブルース・フィーリングは素晴らしいと言われ、ジミー・ヌーンとは対照的とされる。

レコード・CD

”King Oliver's creole jazz band/The complete set”(RTR 79007)
「ルイ・アームストロング傑作集」(Odeon OR-8002)
「黄金時代のルイ・アームストロング」(東芝EMI TOCJ-5221〜28)
「ジョニー・ドッズ/シカゴ・メス・アラウンド」(Milestone MJ-7137)
”Johnny Dodds/Vintage series”(RCA LPV-558)
「ルイ・アームストロング/若き日のルイ」(SDL-10377)
「ジャズ・クラシックス/ジェリー・ロール・モートン」(RCA RA-9〜12)
「ジャズ・ジャイヴ・アンド・ジャンプ」(MCA-3519〜20)