ファン・ティゾール (ヴァルヴ・トロンボーン)

Juan Tizol (Valve Trombone)

1900年1月22日プエルト・リコの首都サン・ファン生まれ。
1984年4月23日カリフォルニア・イングルウッドにて死去。

1920年にアメリカに渡り、ワシントンの劇場オーケストラで働いた。29年8月にエリントンの楽団に加入、44年4月までほとんどを同楽団で過ごした。
ソロイストというよりは手堅いセクション・マンとして働き、一方では作編曲の面で同楽団にアフロ・キューバンの香りをもたらし、新風を吹き込んだ。
44年から約7年間ハリー・ジェイムス楽団に入り、その後50年代初めと60年春にエリントン楽団に復帰しているが、残りの人生はラス・ヴェガスに住み
「キャラヴァン」、「パーディド」の印税だけで悠々自適な生活を送っていたという。

レコード・CD

”Archive of Jazz/Duke Ellington”(BYG 529.071)
「デューク・エリントン楽団 1929〜1943」(DVD JLD-410)
"Billie Holiday/Live and private recordings in Chronological order"(LDB01〜LDB22)
"The Duke"(COL 517687-2)
"Duke Ellington presents Ivie Anderson"(Columbia KG 32064)