本名：アーヴィング・ミルフレッド・モール Irving Milfred Mole
1898年3月11日ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。
1961年4月29日ニューヨークにて死去。
ジャズ・トロンボーンのパイオニアの一人。
14歳で無声映画劇場のピアニストとなったが、その後トロンボーンに転向し、ブルックリンのガス・シャープ楽団に加入しプロとなった。
2年間を過ごして、有名なオリジナル・メンフィス・ファイヴを結成、ジミー・リトル、フランク・シニョレリらと演奏活動を続けた。
1919年サム・ラニン楽団に入ったが、その後もオリジナル・メンフィス・ファイヴ（時にコットン・ピッカーズ、オリジナル・タンパ・ファイヴなどという名を使った）で
レコーディングなどを続けた。
25年レッド・ニコルスと出会い、彼のファイヴ・ぺニーズに加わり数多くの歴史的な吹込みを残した。
その後38年にポール・ホワイトマン楽団に加入したが、それまでの10年間はNBC放送で主にクラシックの演奏などをしていたという。
42〜43年はベニー・グッドマンの楽団に入っていたがその後独立して自己のディキシー・バンドを結成した。そのバンドで4年間活動した後、
47年シカゴに出てマグシー・スパニアなどと共演、54年ニューヨークに戻った。
ニューヨークに戻ってからは健康を害し、晩年は不遇だったという。
「白人草創期ジャズ音楽 ディキシーランド」（APCD-6001）
「ビックス・バイダーベック物語」（CBS SOPB 55017〜19）
“Red Nchols and his five pennies”(Ace of Hearts AH-63)
「レッド・ニコルス物語」（MCA-3012）
「シカゴ・スタイル・ジャズ」（Columbia ZL-1091）
「ザ・シカゴアンズ／1928-1930」（Decca SDL-10361)
"Eddie Condon／That's a serious thing"(History 20.3008-HI)
「ベニー・グッドマン／新たなる宝庫」（Columbia CSM890〜891）