オマ―・シメオン(クラリネット)

Omer Simeon (Clarinet)

オマ―・シメオン

1902年7月21日ルイジアナ州ニュー・オリンズ生れ。
1959年9月17日咽喉癌のためニュー・ヨークにて死去。

ジャズ発祥の地ニュー・オリンズの葉巻製造者の息子として生まれる。
ロレンツォ・ティオJr.にクラリネットを習い、18歳でプロとしてデビューした。23年シカゴに出てチャーリー・エルガー楽団に加入、
ジェリー・ロール・モートンに認められてレコーディングにも呼ばれた。
27年にはキング・オリヴァー楽団、アースキン・テイト楽団などに加入、31年から6年間アール・ハインズ楽団で活躍した。
その後はフレッチャー・ヘンダーソン楽団、コールマン・ホーキンス楽団に加入、42年からはジミー・ランスフォード楽団に加入し、
ランスフォード亡き後も同楽団に在団した。
アール・ハインズ・アンド・ヒズ・オーケストラの1934年の録音に名前が見える。
その後しばらくフリーであったが、51年にウィルバー・ド・パリス楽団に加わって57年アフリカ巡演にも参加した。
ニュー・オリンズ・スタイルのクラリネット奏者中最も秀でたプレイヤーと一人とされる。

レコード・CD

”King Oliver's Dixie Syncopators 1926-1928”(MCA-1309)
「アール・ハインズ/サウスサイド・スゥイング」(SDL-10351)
"Earl Hines/Swinging in Chicago"(Coral CP63)
「ライオネル・ハンプトン/オール・スター・セッション」(RCA RA-90〜95)
「アール・ハインズ/グランド・テラス・バンド」(RCA VRA-5007)
「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ第10巻/ザ・ビッグ・バンド・イーラ Vol.2」(RCA RA-55)
「ジャズ・クラシックス/ジェリー・ロール・モートン」(RCA RA-9〜12)
"Classic jazz archive / Fletcher Henderson 1897-1952"(Membran 221998-306)
"A study in frustration"(Essential・JAZZ・Classics EJC55511)
「ジャズ栄光の遺産シリーズ/ビッグ・バンド・エラ 第1集」(RCA RA-46)