リチャード・クラーク (トランペット)

Richard Clark (Trumpet)

写真見当たらず

生地、生没年不詳。

『ジャズ人名辞典』未収録。
1935年ウィリー・ブライアントの録音に名前が見える。
この人物については若干問題がある。以下まとめてみる。
先ず「ザ・ビッグ・バンド・イーラ 第2集」(RCA RA-56)のディスコグラフィーにはRichard Clark(Tp)とある。
そして付属ブックレットの大和明氏の解説には、
「ベニー・カーターのバンドメンだったリチャード・“ディック”・クラーク」とある。
さらに「ザ・テディ・ウィルソン」(SONP 50332)の1935年12月3日の録音のディスコグラフィーにはDick Clark (Tp)とある。
そして付属の粟村政昭氏の解説には、
「ディック・クラークはウィリー・ブライアントのサイドメン」とある。
これらを総合すると、ディック・クラーク、リチャード・クラークは、同一人物ではないかという疑問が浮かぶ。
この疑問の解決が難しいのは、
1.ディック・クラークにしろリチャード・クラークにしろ、余りに平凡でどこにでもある名前である。
2.それほどの重要人物ではなく、彼についての特記事項が見当たらない。
ということで、中々特定できない。
ともかく何か確証が得られるまでは、別人「リチャード・クラーク Richard Clark」として扱うことにする。

レコード・CD

「ザ・ビッグ・バンド・イーラ第2集/ウィリー・ブライアント」(RCA RA-56)