本名：メルヴィン・ジェイムズ・“サイ”・オリヴァー Melvin James “Sy” Oliver
1910年12月17日ミシガン州バトル・クリークの生まれ。
1988年5月28日ニュー・ヨークにて死去。
音楽教師を両親に持つ。父からトランペットを習う。
33年ジミー・ランスフォード楽団に加入し、39年トミー・ドーシー楽団に移るまで、ランスフォードのユニークな演奏スタイル確立に最も貢献した。
その作風は簡素な中にバウンスする心地よいスイング感をリズムとアンサンブルの両面で盛り上げるというもので、
そのサウンドつくりにまれな才能を示した。
「スワニー・リヴァ―」、「マイ・ブルー・ヘヴン」、「オルガン・グラインダー・スイング」などが最も有名。
またトランぺッター、ヴォーカリストとしても卓抜たるプレイを残している。
その後43年までトミー・ドーシー楽団の専属アレンジャーとして洗練されたスコアを提供、「イージー・ダズ・イット」、「スワニー・リヴァ―」、「オパス・ワン」
他の多数のヒット曲を書いた。
41〜45年ダウンビート誌のアレンジャー部門のポール・ウィナーを獲得した。
47年より自己のバンド率いた他各レコード会社のデレクションやTV分野などで幅広く活躍した。
「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ 第9巻 ザ・ビッグ・バンド・エラ 第1集」(RCA RA-50)
"Jimmy Lunceford / Harlem shout"(History 20.1913−HI)
「ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジミー・ランスフォード」(MCA WMC5-328)
「メズ・メズロウとトミー・ラドニア」(RCA RA-5324)
「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ11／ザ・サウンド・オブ・スイング」RCA RA-62
「オリジナル・トミー・ドーシー」（RCA RA-9008）
「MCAジャズの歴史／」(VIM-17〜19)