トミー・ラドニア(トランペット)

Tommy Ladnier (Trumpet)

トミー・ラドニア

フルネーム:トーマス・ジェイムス・ラドニア Thomas James Ladnier
1900年5月28日ルイジアナ州マンデヴィル生まれ。
1939年6月4日ニューヨークにて死去。

トミー・ラドニアを一言で紹介するならば、「ヘンダーソン・バンドに籍を置きスイング・イーラに活躍しながら、
サッチモに始まる華々しいジャズ・トランペットの開花をよそに、あくまでもプリミティヴなニューオリンズ・ホーン
伝来の良さを守り通した」(粟村政昭著『ジャズ・レコード・ブック』)ということに尽きるであろう。
10代からシカゴに移り、セントルイスのチャーリー・クリースやロイ・パーマーらと演奏を行っていた。
24年ルイ・アームストロングの後任としてキング・オリヴァーの楽団に入る。
25年サム・ウーディング楽団と渡欧、ポーランドでルイ・ダグラス楽団に移り26年帰米。
再びルイの後任として今度はフレッチャー・ヘンダーソンの楽団に入る。
28年再度渡欧、はじめサム・ウーディング後にノーブル・シスル楽団で演奏し32年帰米した。
帰米後シドニー・ベシエのニューオリンズ・フィートウォーマーに加入歴史的なレコードを残した。
その後ほとんど引退していたが、38年ユーグ・パナシエに呼ばれてメズ・メズロウとレコード吹込みを行ったが、
間もなく心臓の病を患い翌39年帰らぬ人となった。

レコード・CD

"A study in frustration Vol.1"(Essential・JAZZ・Classics EJC55511)
“Jimmie Noone 1923-1928”(The chronogical classics 604)
「ジョニー・ドッズ/シカゴ・メス・アラウンド」(Milestone MJ-7137)
「メズ・メズロウとトミー・ラドニア」(RA-5324)
「パナシェ・セッション」(Victor VRS-5015)
「MCAブルースの古典」(VIM-21)
「フロム・スピリチュアルス・トゥ・スイング」(LAX-3076-7)
"From Spirituals to Swing complete legendary 1938-1939 Carnegie hall concert"(Definitive records DRCD 11182)