ヴィクトリア・スピヴェイ (シンガー・ソング・ライター)

Victoria Spivey (Vocal & Songwriter)

ヴィクトリア・スピヴェイ

1906年10月15日テキサス州ヒューストン生まれ。
1976年10月3日ニューヨークにて死去。

名前から「クイーン・ヴィトリア(Queen Victoria)」と呼ばれるブルース・シンガー及びソングライター。
1926年から亡くなる1976まで40年以上のキャリアがあるが、『ジャズ人名辞典』には載っていない。
彼女はヴォードヴィルやクラブに、妹のアディー・スィート・ピー“・スピヴェイ(Addie “Sweet peas” Spivey)とともに出演していた。
彼女の作曲として有名なものに、「ブラック・スネイク・ブルース(Black snake blues)」、
「ドープ・ヘッド・ブルース(Dope head blues)」そして「オルガン・グラインダー・ブルース(Organ garinder blues)」がある。
特に1922年16歳の時に吹き込んだ「ブラック・スネイク・ブルース(Black snake blues)」は大ヒットになり、以降映画に出演したり、レコードも数多く発売される人気者だった。
1929年当時秀でたバンドとして認められているルイ・ラッセルのバンドを従えたレコードなどがある。
1960年代のブルース・リヴァイヴァルの時は、姉御的な存在で、昔の仲間の面倒をよく見た女傑だったという。
かのボブ・ディランもデビュー前は彼女に可愛がられていたらしい。

レコード・CD

「黄金時代のルイ・アームストロング」(EMI TOCJ-5221-28)
「MCAブルースの古典」ビクター VIM-21