ジャンゴ・ラインハルト 1938年
Django Reinhardt 1938
ジャンゴ・ラインハルトとそのバンドは、1938年イギリス・ロンドンでレコーディングを行っている(写真右はロンドンで演奏するジャンゴたち)。その背景としては、ドイツにおけるナチスの台頭が挙げられるだろう。ヒトラーは1938年3月オーストリアを併合し、1939年3月にはチェコを占領する。独仏は未だ開戦には至っていないものの戦乱の暗雲は立ち込めていたのであろう。僕の持っているレコードは輸入盤なので、解説は英語でその辺の事情が書いてあるのかどうかは不明だが、ジャンゴたちは海を渡ってイギリスへ避難していたのかもしれない。
<Date & Place> … 1938年1月31日 イギリス・ロンドンにて録音
<Personnel> … フランス・ホット・クラブ5重奏団 (Quintet of the hot club of France)
<Contents> … "Reinhardt & Grappelly"(Crescendo GNP-9001)
| A面1. | ハニーサックル・ローズ | Honeysuckle rose |
| A面2. | 夜も昼も | Night and day |
| A面3. | ブラック・アンド・ホワイト | Black and white |
| A面4. | スイート・ジョージア・ブラウン | Sweet Georgia Brown |
| A面6. | スーヴェニアーズ | Souvenirs |
| A面7. | マイ・スイート | My sweet |
| B面2. | ストンピング・アット・デッカ | Stomping at Decca |
| B面4. | ダフネ | Daphne |
A面1.「ハニーサックル・ローズ」
ファッツ・ウォーラー作のスタンダード・ナンバー。ちょっとだけ主旋律が出るが直ぐにジャンゴのアドリブとなる。ここでジャンゴは一瞬だがオクターヴ双方を見せる。そしてグラッペリ(Vl)のソロ、アンサンブルとなる。ノリは2拍子である。
A面2.「夜も昼も」
こちらはコール・ポーター作のスタンダード。こちらは最初にリードを取るのはグラッペリである。そしてジャンゴのソロからアンサンブルとなり締めくくる。
A面3.「ブラック・アンド・ホワイト」
ジャンゴのオリジナル。アンサンブルを最初にリードするのはグラッペリ、続いてジャンゴ。素晴らしいテクニックである。グラッペリのソロもすごい。
A面4.「スイート・ジョージア・ブラウン」
こちらもスタンダード・ナンバー。ソロはグラッペリ⇒ジャンゴ⇒グラッペリ。
A面6.「スーヴェニアーズ」
ジャンゴとグラッペリの共作。少しゆったり目のテンポが珍しい。グラッペリのヴァイオリンが切ない響きを醸し出している。
A面7.「マイ・スイート」
これもジャンゴとグラッペリの共作。途中バンド・メンバー同士らしきの会話が入り、テンポ・アップしてベース・ソロ、グラッペリのソロと続く。
B面2.「ストンピング・アット・デッカ」
ジャンゴとグラッペリの共作。「デッカ」でストンプというタイトルだが、「デッカ」とはレーベルのことだろうか?ソロはグラッペリからジャンゴ、再びグラッペリ。
B面4.「ダフネ」
ジャンゴとグラッペリの共作。グラッペリがテーマをリードする。楽しそうなメロディーである。ソロはジャンゴ⇒グラッペリ
<Date & Place> … 1938年8月30日 イギリス・ロンドンにて録音
<Personnel> … フランス・ホット・クラブ5重奏団 (Quintet of the hot club of France)
<Contents> … "Reinhardt & Grappelly"(Crescendo GNP-9001)
B面5.ランベス・ウォーク(Lambeth walk)
ジャンゴがテーマを奏で、短いグラッペリのソロ、ジャンゴ⇒再びグラッペリ⇒ジャンゴ⇒アンサンブルに戻る。
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