| Band leader & Drums | … | アントン・ラダ | Anton Lada |
| Trombone | … | チャールズ・パネリ | Charles Panelli |
| Clarinet | … | アルサイド・ナンツ | Alcide Nunez |
| Piano | … | ジョゼフ・コウリー | Joseph Cawley |
| Banjo | … | カール・バーガー | Karl Berger |
| B面1 | ハート・シックネス・ブルース | Heart-sickness blues |
| B面2 | ラフィング・ブルース | Laughing blues |
| B面3 | いい男はなかなかいない | A good man is hard to find |
| B面4 | オレンジ・ブロッサム・ラグ | Orange-blossom blues | 1919年1月 |
| B面5 | ザット・シャンハイ・メロディ | That Shanghai melody | 1919年1月 |
| B面6 | ヤマ・ヤマ・ブルース | Yama Yama blues | 1919年3月 |
| B面7 | レイニー・デイ・ブルース | Rainy day blues | 1919年3月 |
| B面8 | セント・ソビン教会のブルース | Church St.Sobbin' blues | 1919年3月 |
ガンサー・シュラー氏の『初期のジャズ』でO.J.D.B.の競争相手として紹介されています。ただシュラー氏はリーダーをクラリネットのアルサイド・ナンツであるとしているのに対し、”ODJB & Louisiana Five”を編集したイギリスのジャズ研究家ブライアン・ラスト氏は、ドラムのアントン・ラダがリーダーと記しています。
ドラムのラダは出身がチェコのプラハらしく、ちょっと変わった経歴の持ち主といえるでしょう。一方ナンツは元々O.J.D.B.のオリジナル・メンバーであり、そこを辞めてこのルイジアナ・ファイヴに加わっていますので、実質的には彼がリーダーだったのではないかと思います。またこのバンドは、ニュー・オリンズでもシカゴでもなくニューヨークで結成されました。出身が不明のプレイヤーもいますが、どうやらニュー・オリンズ出身はナンツだけのようです。
このバンドの活動期間は1917年から1920年と短いのですが、1919年を中心に約40曲ほどの吹込みがあるようですが、僕の持っているこのレコードには8曲だけが収録されています。彼らの最大のヒット曲”Yelping hound blues”(悲鳴を上げる猟犬のブルース)が収録されていないのが残念です。
このレコードを初めて聴いた時から「どうも変だなぁ」と思っていたら、シュラー氏も指摘していました。パーソネルを見て分かるように普通のディキシー・バンドのリード楽器コルネットが入っていないのです。つまり高音域はクラリネットだけということになります。シュラー氏によれば、このナンツのプレイは「ニュー・オリンズのパレード・バンドの伝統に直接由来するもので、彼の録音は真正の魅力を備えている」ものだそうです。
しかしやはり常にクラリネットだけが鳴りっぱなしというのは聴いていてシンドイ、曲調もそれぞれあまり変化がなく現代の耳からすれば2、3曲聴くと飽きてしまいます。ただ当時はSP盤で片面1曲ずつでしたのでそこは問題なかったのかもしれませんが。
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