ルイジアナ・ファイヴ

Louisiana Five

ルイジアナ・ファイヴ

<Personnel> … ルイジアナ・ファイヴ(Louisian Five)

 
Band leader & Drumsアントン・ラダAnton Lada
Tromboneチャールズ・パネリCharles Panelli
Clarinetアルサイド・ナンツAlcide Nunez
Pianoジョゼフ・コウリーJoseph Cawley
Banjoカール・バーガーKarl Berger

<Date & Place> … 1918年12月 ニューヨークにて録音

<Contents> … ”ODJB & Louisiana Five”(Fountain records FJ101)

”ODJB & Louisiana five”レコード・ジャケット
B面1ハート・シックネス・ブルースHeart-sickness blues
B面2ラフィング・ブルースLaughing blues
B面3いい男はなかなかいないA good man is hard to find

<Date & Place> … 1919年1、3月 ニューヨークにて録音

<Contents> … ”ODJB & Louisiana Five”(Fountain records FJ101)

B面4オレンジ・ブロッサム・ラグOrange-blossom blues1919年1月
B面5ザット・シャンハイ・メロディThat Shanghai melody1919年1月
B面6ヤマ・ヤマ・ブルースYama Yama blues1919年3月
B面7レイニー・デイ・ブルースRainy day blues1919年3月
B面8セント・ソビン教会のブルースChurch St.Sobbin' blues1919年3月

ガンサー・シュラー氏の『初期のジャズ』でO.J.D.B.の競争相手として紹介されています。ただシュラー氏はリーダーをクラリネットのアルサイド・ナンツであるとしているのに対し、”ODJB & Louisiana Five”を編集したイギリスのジャズ研究家ブライアン・ラスト氏は、ドラムのアントン・ラダがリーダーと記しています。

”ODJB & Louisiana five”レコード・ラベル

ドラムのラダは出身がチェコのプラハらしく、ちょっと変わった経歴の持ち主といえるでしょう。一方ナンツは元々O.J.D.B.のオリジナル・メンバーであり、そこを辞めてこのルイジアナ・ファイヴに加わっていますので、実質的には彼がリーダーだったのではないかと思います。またこのバンドは、ニュー・オリンズでもシカゴでもなくニューヨークで結成されました。出身が不明のプレイヤーもいますが、どうやらニュー・オリンズ出身はナンツだけのようです。
このバンドの活動期間は1917年から1920年と短いのですが、1919年を中心に約40曲ほどの吹込みがあるようですが、僕の持っているこのレコードには8曲だけが収録されています。彼らの最大のヒット曲”Yelping hound blues”(悲鳴を上げる猟犬のブルース)が収録されていないのが残念です。
このレコードを初めて聴いた時から「どうも変だなぁ」と思っていたら、シュラー氏も指摘していました。パーソネルを見て分かるように普通のディキシー・バンドのリード楽器コルネットが入っていないのです。つまり高音域はクラリネットだけということになります。シュラー氏によれば、このナンツのプレイは「ニュー・オリンズのパレード・バンドの伝統に直接由来するもので、彼の録音は真正の魅力を備えている」ものだそうです。
しかしやはり常にクラリネットだけが鳴りっぱなしというのは聴いていてシンドイ、曲調もそれぞれあまり変化がなく現代の耳からすれば2、3曲聴くと飽きてしまいます。ただ当時はSP盤で片面1曲ずつでしたのでそこは問題なかったのかもしれませんが。

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