シドニー・ド・パリス 1944年

Sidney de Paris 1944

シドニー・ド・パリスは、チャーリー・ジョンソンやマッキニーズ・コットン・ピッカーズなどで活躍したヴェテランのTp奏者であるが、拙HPでは久しぶりの登場で、かつリーダー作としては初となる。。

<Date & place> … 1944年2月5日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ド・パリス・ブラザーズ・オーケストラ(De Paris brothers orchestra)

Trumpetシドニー・ド・パリスSidney de Paris
Tromboneウィルバー・ド・パリスWilbur De Paris
Clarinetエドモンド・ホールEdmond Hall
Pianoクライド・ハートClyde Hart
Bassビリー・テイラーBilly Taylor
Drumsスペックス・パウエルSpecs Powell

<Contents> … 「コモドア・ショウ・ケース」(London GSW 3007〜8)

record2 A-1.いい娘を見つけたI've found a new baby
record2 A-2.ブラック・アンド・ブルー(What did I do to be so)Black and blue
record2 A-3.チェンジ・オーキー・ブギーChange O'key boogie
record2 A-4.アラビアの酋長The shiek of Araby
「いい娘を見つけた」
この時代よく演奏されたスタンダード・ナンバー。かなりテンポが速い。ソロはまずシドニー、続いてホール、そしてウィルバー、ハート、再びシドニーと続く。各人とも個性を生かした優れたソロだと思う。
「ブラック・アンド・ブルー」
グッとテンポを落として、ウィルバーがメロディを吹き上げ、ハートが憂いを含んだソロを展開する。再びウィルバーが登場し、やはりメランコリックにソロを展開し、ホールも続くシドニーも憂いを含んだソロを行う。最後のアンサンブルまで悲しげだ。
「チェンジ・オーキー・ブギー」
今度は一転して、ノリノリのブギ・ウギ。ウィルバーの作という。ハートを中心とするピアノ・トリオでスタートし、シドニー、ホール、ウィルバーとソロを取り、アンサンブルの間を縫うようにハートのピアノが躍動する。
「アラビアの酋長」
これもこの時代よく演奏されたスタンダード・ナンバー。ソロはハートからウィルバー、ホール、シドニーと廻し、ディキシー風のアンサンブルとなりエンディングに向かう。

<Date & place> … 1944年3月4日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジェイムズ・P・ジョンソンズ・ブルー・ノート・ジャズメン(Edmond Hall's blue note jazzmen)

Band leader & Pianoジェイムズ・P・ジョンソンJames P Johnson
Trumpetシドニー・ド・パリスSidney de Paris
Tromboneヴィック・ディッケンソンVic Dickenson
Tenor saxベン・ウエブスターBen Webster
Guitarジミー・シャーリーJimmy Shirley
Bassジョン・シモンズJohn Simmons
Drumsシドニー・カットレットSidney Catlett

<Contents> …「ブルーノートSP時代」(TOCJ-5234-38)

CD7-1.「ブルー・ミズ」Blue Mizz
CD7-2.「ヴィクトリー・ストライド」Victory stride
CD7-3.「ジョイ・メンティン」Joy mentin'
CD7-1.ブルー・ミズ
気怠い様なアンサンブルからウエブスターのソロとなる。抑え気味のソロが好感が持てる。続いてディッケンソンも同様で抑揚をつけている。続くパリスのTpは明るい響きでよく歌っている。そしてジョンソンのPは、アンサンブルをバックに行われる。
CD7-2.ヴィクトリー・ストライド
移転してスインギーなナンバー。ここで先発するのは、パリス。ストレートなTpの響きが心地良い。続いてウエブスター、ディッケンソンも抑えたいいソロだ。最後に出るウエブスターもいい。
CD7-3.ジョイ・メンティン
アンサンブルの後シャーリーのアコースティック・ギターによるソロが入る。続いてディッケンソン、パリス、ウエブスター再びディッケンソンがソロを取る。ウエブスターがいい感じである。ここではベースのシモンズもソロを取る。

<Date & place> … 1944年6月21日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … シドニー・ド・パリズ・ブルー・ノート・ジャズメン(Sidney de Paris' blue note jazzmen)

Band leader & Trumpetシドニー・ド・パリスSidney de Paris
Tromboneヴィック・ディッケンソンVic Dickenson
Clarinetエドモンド・ホールEdmond Hall
Pianoジェイムズ・P・ジョンソンJames P Johnson
Guitarジミー・シャーリーJimmy Shirley
Bassジョン・シモンズJohn Simmons
Drumsシドニー・カットレットSidney Catlett

<Contents> …「ブルーノート SP時代」(TOCJ-5231〜38)

CD5-6.エヴリバディ・ラヴズ・マイ・ベイビーEverybody loves my baby
CD5-7.ボーリン・ザ・ジャックBallin' the Jack
CD5-8.フーズ・ソーリー・ナウ(別)Who's sorry now(alt.)
CD5-9.フーズ・ソーリー・ナウWho's sorry now
CD5-10.ザ・コール・オブ・ザ・ブルースThe call of the blues

僕の持っている最初のシドニー・ド・パリス名義の録音である。

「エヴリバディ・ラヴズ・マイ・ベイビー」
ディキシー風のナンバーである。ディキシー風のアンサンブルからディッケンソン、ホール、ジョンソン、パリスとソロをつなぐ。アンサンブルはディキシーで歌人のソロはスイングという感じの演奏である。
「ボーリン・ザ・ジャック」
この曲はディキシー・ナンバーとしてよく知られている曲である。ソロはホールが先発する。続いてパリス、ディッケンソン、ジョンソンとつなぐ。
「フーズ・ソーリー・ナウ」
このナンバーは別テイクも収録してある。ここでシャーリーはエレキ・ギターを弾いている。正にディキシーというアンサンブルの後シャーリー、ディッケンソン、ジョンソン、ホールと繋ぎトリはパリスが取る。いずれのソロも聴き応えのあるものである。
OKテイクの9と別テイクの8は、構成も同じだが、ソロの内容などで9がマスターとなったのであろうが、いずれも素晴らしい出来だと思う。
「ザ・コール・オブ・ザ・ブルース」
ジョンソンが珍しくブギー・ウギーを弾くのをバックに、パリスがミュートTpでソロを取る。続いてシャーリー、ホール、ディッケンソン、再びパリスがミュートTpでソロを取る。ブギ・ウギ・ナンバーというのが珍しい。

<Date & place> … 1944年10月26日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジェイムズ・P・ジョンソンズ・ブルー・ノート・ジャズメン(Edmond Hall's blue note jazzmen)

Band leader & Pianoジェイムズ・P・ジョンソンJames P Johnson
Trumpetシドニー・ド・パリスSidney de Paris
Tromboneヴィック・ディッケンソンVic Dickenson
Clarinetエドモンド・ホールEdmond Hall
Guitarジミー・シャーリーJimmy Shirley
Bassアル・ルーカスAl Lucas
Drumsアート・トラッピアArt Trappier

<Contents> …「ブルーノート SP時代」(TOCJ-5231〜38)

CD5-11.ティショミンゴ・ブルース(別)Tishomingo blues(alt.)
CD5-12.ティショミンゴ・ブルースTishomingo blues
CD5-13.ウォーキング・ザ・ドッグWalkin' the dog
CD5-14.イージー・リヴァーEasy river
CD5-15.アット・ザ・ボールAt the ball
「ティショミンゴ・ブルース」
PのイントロからTpのリードするテーマ或いはアドリブに入り、ホールのソロになる。続いてディッケンソン、そして御大のジョンソン、シャーリー&ルーカスへとつなぐ。全体として大人しい演奏である。最後はニューオリンス風の集団即興で締めくくる。
「ウォーキング・ザ・ドッグ」
これはニューオリンズ風のアンサンブルで始まる。ソロはまずホール、続いてパリス、ディッケンソン、そしてジョンソンと繋ぎ、初めと同じニューオリンズ風の集団アンサンブルで締め括る。
「イージー・リヴァー」
スロウ・テンポの曲で、イントロは、パリスのワウワウ・ミュートのTpで始まる。ホールが続いてソロを取り、ディキシーらしい集団即興アンサンブルとなる。ニューオリンズ風が強い。
「アット・ザ・ボール」
アップ・テンポのナンバーで完全にディキシー・ナンバーである。ソロはディッケンソン、ホール、パリス、ジョンソン、シャーリー、ルーカス、トラッピアと全員でソロを回す。ディッケンソンやホールのソロなどは極めて聴き応えのあるソロを展開していると思う。

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