ボブ・クロスビー 1940年
Bob Crosby 1940
ボブ・クロスビーの1940年の録音を聴いていこう。注目は長年ベニー・グッドマンでプレイしていたジェス・ステイシーが加わったことである。これまで39年の夏ボブ・ザークが自己のバンドを率いるために退団し、ジョー・サリヴァンが加わっていたが、この年の録音からステイシーに替わっている。その他に大きなメンバー・チェンジはない。
<Date&Place> … 1940年2月6日 ニューヨークにて録音
<Personnel> … ボブ・クロスビーズ・ボブ・キャッツ (Bob Crosby's bob cats)
<Contents> … 「ボブ・クロスビーのボブ・キャッツ」(MCA-3018)
| A面1. | ジャズ・ミー・ブルース | Jazz me blues |
| A面3. | ドゥ・ユー・エヴァ―・シンク・オブ・ミー | Do you ever think of me |
| B面3. | オール・バイ・マイセルフ | All by mysel |
A-1.「ジャズ・ミー・ブルース」
これぞディキシーランドと言わんばかりの楽しい演奏である。本当にこの人たちはディキシーランド・ジャズが好きだったんだなぁと改めて感じさせてくれる。ソロはクラリネットのファゾラが取るが、解説の大和明氏は、ジミー・ヌーンの味わいを出している素晴らしいソロとしている。確かに素晴らしい。
A-3.「ドゥ・ユー・エヴァ―・シンク・オブ・ミー」
ヴォーカルが入るが、歌っているのはギターのナッピー・ラメール。ミディアム・テンポのこれまた楽しい曲。バターフィールドのヴォーカルにつけるオブリガード、ファゾラのClソロも素晴らしい。ここで初めてステイシーもソロを弾いているが、何となくBG楽団より楽し気だ。
B-3.「オール・バイ・マイセルフ」
ここではマリオン・マンヴォーカルを取っている。エディー・ミラー(Ts)、ファゾラ(Cl)、スミス(Tb)とソロが続く。これも楽しい演奏である。
<Date&Place> … 1940年3月18日 ニューヨークにて録音
<Personnel> … ボブ・クロスビー・アンド・ヒズ・オーケストラ (Bob Crosby and his orchestra)
<Contents> …「ボブ・クロスビー/サマータイム」(MCA-3145)
B-6.「波濤を越えて」(Over the waves)
瀬川昌久氏の解説に拠ると、もともとはワルツ行進曲だという。ワルツ行進曲がよく分からないが、ニューオリンズの昔からディキシーランド・スタイルで演奏されてきた曲らしい。ここでもファゾラのクラリネットがフューチャーされている。この年の録音は以上の4曲だが、ファゾラが良い味を出しているなぁ。
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