バンク・ジョンソン 1944年
Bunk Johnson 1944
1943年一躍時の人となったバンク・ジョンソンは、ディキシーランド・ジャズの人気が高かったサンフランシスコに招かれ、しばらくこの地で活動します。ディスコグラフィーを見ると、43年4月にヤーバ・ブエナ・ジャズ・バンドと共演してレコードを吹き込んだり、ウィリアム・ラッセル氏らのインタビューに応えたり、ニュー・オリンズのピアニストのバーサ・ゴンサリンと共演したりとかなり活発に活動していたようです。ヤーバ・ブエナ・ジャズ・バンドは、大将でTp奏者のルー・ワターズが1942年に海軍に入隊し不在だったため、丁度良かったのかもしれません。またニューオリンズ出身のトロンボーンの巨匠キッド・オリィとも共演を果たしています。バンクはいつまで西海岸にいたか確たる日付は分かりませんが、1944年7月中旬くらいまで滞在していたようです。
<Date & Place> … 1944年1〜2月 サンフランシスコにて録音
<Personnel> … バンク・ジョンソン・アンド・ヒズ・スペリオア・ジャズ・バンド(Bunk Johnson and his superior jazz band)
<Contents> … 「バンク・ジョンソン・メモリアル・シーン」(SR-3134)
| B面1. | ケアレス・ラヴ | Careless love |
| B面2. | 2.19・ブルース | 2.19 blues |
| B面3. | ザ・ガールズ・ゴー・クレイジー | The girls go crazy |
| B面4. | ホエン・アイ・ムーヴ・トゥ・ザ・スカイ | When I move to the sky |
| B面5. | エース・イン・ザ・ホール | Ace in the hole |
| B面6. | オリィズ・クレオール・トロンボーン | Ory's creole trombone |
| B面7. | ノーバディズ・フォルト・バット・マイン | Nobody's fault but mine |
| B面8. | ダウン・バイ・ザ・リヴァーサイド | Down by the riverside |
B面1.「ケアレス・ラヴ」
トラディショナル・ナンバー。合奏の後Clが短いソロを取り、バンクのソロにつなぐ。
B面2.「2.19・ブルース」
ゆったりとしたブル―ス・ナンバー。ヴォーカルを取っているのはドラムのクランシー・ヘイズ。この人は、バンジョーとドラムを演奏したらしいが、ここではドラムを叩いている。
B面3.「ザ・ガールズ・ゴー・クレイジー」
バンクのTpがリードするから最初にソロを取るのはバート・バレス(p)。続いて集団即興でバンクがソロを取る。バンクの演奏はどうもたどたどしい感じがするのだが。
B面4.「ホエン・アイ・ムーヴ・トゥ・ザ・スカイ」
ピアノのイントロからシスター・ロッティ・ピーヴェイのヴォーカルとなる。ピーヴェイはゴスペル・シンガーらしく堂々たる歌いっぷりである。ほとんど全篇がヴォーカル。
B面5.「エース・イン・ザ・ホール」
短い合奏のイントロの後、ヘイズのヴォーカルとなる。そしてバンクのリードする合奏となる。もう一度ヴォーカルとなって終わる。
B面6.「オリィズ・クレオール・トロンボーン」
キッド・オリィ作のナンバー。マーフィのフューチャー曲であろう。古き良き時代のニューオリンズ・ジャズ・ナンバーという感じが横溢している。
B面7.「ノーバディズ・フォルト・バット・マイン」
バンクのリードする合奏から、ピーヴェイのヴォーカルとなる。中間部でバンクがソロを取る。再びヴォーカルとなり締めの合奏となる。
B面8.「ダウン・バイ・ザ・リヴァーサイド」
ニュー・オリンズ・ジャズのスタンダード・ナンバー。バンクのリードする合奏から、ヴォーカルとなる。このヴォーカルはバンク・ジョンソンだという。ダミ声だが味のある声である。
ディスコグラフィ上では、西海岸での最後の録音は1944年7月11日にロス・アンゼルスで行われており、ニューオリンズに戻っての最初の録音は7月29日に行われている。この18日間のどこかで、西海岸からニューオリンズに戻ったのであろう。
ウィリアム・ラッセル … American musicへの録音
ここからバンクの録音は、ウィリアム・ラッセルによる"American music"への録音が中心となる。僕の持っているのは、DAN Record(徳間音楽工業)から発売されたレコードとなる。僕が持っているのは、「バンク・ジョンソン・1944・第1集」(VC-4006)〜「バンク・ジョンソン・1944・第4集」(VC-4016)である。
右は「第1集」に掲載されているレコーディング・データである。右は第1集のもの。曲名の後に番号が振られている。例えば"Tiger rag"は〔213〕であり、下段を見ると200シリーズは、1944年7月31日にSan Jocinto Hallとあり、400シリーズは8月2日とある。何の説明も無いが、「200」番台は7月31日に録音したものに付けた番号であり、「400」番台は8月2日に録音したものに付けた番号と解釈できる。この法則に従って、LP4枚をバラしてデータをまとめ聴いていくことにしよう。
<Personnel> … バンク・ジョンソンズ・ニューオリンズ・バンド(Bunk Johnson's New Orleans band)
<Contents> … 「バンク・ジョンソン・1944・第1集」(VC-4006)、「バンク・ジョンソン・1944・第2集」(VC-4007)、「バンク・ジョンソン・1944・第3集」(VC-4008)、「バンク・ジョンソン・1944・第4集」(VC-4016)、"Bunk Johnson 1944 Vol.2"(Storyville 670 205)
<Date & Place> … 1944年7月29日 ニューオリンズにて録音
上記メンバーに
Tuba … シドニー・ブラウン(Sidney Brown)が加わる。
110.第3集B面2.「ロウダウン・ブルース」(Lowdown blues)
解説の河野隆次氏は、ロウダウンの味をいかんなく発揮したブルースと述べているが、この「ロウダウンの味」が分からない。長く尾を引くチューバ、メロディ・リズム各楽器のきめ細かい動き、すきのない完璧なブルースの傑作と評価している。
<Date & Place> … 1944年7月31日 ニューオリンズにて録音
上記メンバーに
Vocal … マートル・ジョーンズ(Myrtle Jones)が加わる。
| 7月31日 | 202 | 第4集 | B面1. | シスター・ケイト | Sister Kate |
| 7月31日 | 206 | 第3集 | B面4. | ブルース・アズ・アイ・キャン・ビー | Blues as I can be | A-2. |
| 7月31日 | 207 | 第2集 | B面2. | シー・シー・ライダー | See see rider | B-2. |
| 7月31日 | 208 | 第2集 | B面3. | プレシャス・ロード | Precious road | B-3. |
| 7月31日 | 210 | 第3集 | B面5. | マイ・ライフ・ウィル・ビー・スイーター・サムデイ | My life will be sweeter someday |
| 7月31日 | 211 | 第1集 | A面3. | セント・ルイス・ブルース | St.Louis Blues |
| 7月31日 | 212 | 第4集 | A面3. | タイガー・ラグ | Tiger rag |
| 7月31日 | 213 | 第1集 | A面1. | タイガー・ラグ | Tiger rag |
| 7月31日 | 214 | 第2集 | B面5. | ニュー・イベリア・ブルース | New Iberia blues | B-4. |
| 7月31日 | 215 | 第1集 | B面2. | ニュー・イベリア・ブルース | New Iberia blues |
「シスター・ケイト」
この曲も[202]と[513]と2ヴァージョンある。Tpのリードする合奏、Tpの加わらない合奏など様々な展開を見せる。僕にはどうしてもバンクのTpはたどたどしくて、本当に名手なのかと疑ってしまう。ベイビー・ドッズが盛り上げようと頑張っているのが分かる。[202]と[513]の違いはあまり感じられない。
「ブルース・アズ・アイ・キャン・ビー」
女性ブルース歌手のマートル・ジョーンズを迎えての録音。ゆったりとしたブルース。ジョーンズのヴォーカルは力強く、マイクが壊れそうな勢いだ。
「シー・シー・ライダー」
[207]と[415]の2ヴァージョンある。河野氏によれば、非常に古いブルースで、"See see"とは"Easy"と同じだという。なので"See see rider"は"Easy rider"ということになる。"rider"は色々な意味があるという。裸のままぶら下げられるギターを指したり、商売女が寂しさを紛らわすために弾くギターが本来の意味でそこから派生して、商売女に寄生するヒモを指したりするという。何となく"ヒモ"のような気がする。[207]はジョーンズのヴォーカル入りで、[415]はインストのみである。
「プレシャス・ロード」
古くからある黒人霊歌だという。マートル・ジョーンズのヴォーカル入り。力のこもった歌いっぷりである。
「マイ・ライフ・ウィル・ビー・スイーター・サムデイ」
これも女性ブルース歌手のマートル・ジョーンズを迎えての録音。力のこもった歌唱である。伴奏が押され気味のような感じがする。この曲にはチューバのシドニー・ブラウンも加わっている。
「セント・ルイス・ブルース」
W.C.ハンディ作の超有名曲。通常聴きなれた「セント・ルイス・ブルース」とは異なり、淡々と進行するがこれがニューオリンズ・スタイルというものなのかもしれない。ソロで先行するジョージ・ルイスがいい感じである。集団合奏がいかにもニューオリンズである。
「タイガー・ラグ」
[212]と[213]の2ヴァージョンある。[212]は音がメチャ悪い。1917年にO.D.J.B.のニック・ラロッカによって著作権登録されたが、1900年ごろからニューオリンズではよく演奏されていた曲という。河野氏によれば、第1テーマは、フランスのカリドール、第2テーマはワルツ、第3テーマはクラリネットの通奏、第4テーマが虎の咆哮の4テーマから成り立っているという。この「虎の咆哮」から「タイガー・ラグ」というのだという。これを感じられる人を尊敬する。
「ニュー・イベリア・ブルース」
[214]と[215]の2ヴァージョンがある。バンクが住んでいた場所がタイトルなので、バンクの作なのだろう。このメンバーの本領を発揮した演奏という。バンクのちょっと憂いを含んだ演奏が良い。ルイスも低音部を中心にソロを展開し、沈鬱な気分を出している。
<Date & Place> … 1944年8月1日 ニューオリンズにて録音
399.第4集B面4.「ブルース」(Blues)
[399]と[416]の2ヴァージョン。8月1日の演奏はこの[399]だけが収録されている。河野氏は、この時代LPというものがようやく開発され始めたとし、それに因んでオリジナル・タイトルは"331/3 blues"というものだったという。また別名を"Long blues"というように、演奏時間が8分30秒もある。特に後半の集団即興を行うアンサンブルが力強くニューオリンズ・ブルースの神髄だという。
<Date & Place> … 1944年8月2日 ニューオリンズにて録音
| 8月2日 | 402 | 第1集 | A面4. | 聖者の行進 | When the saints go marchin' in |
| 8月2日 | 403 | 第4集 | B面3. | ボーリン・ザ・ジャック | Ballin' the Jack |
| 8月2日 | 404 | 第2集 | A面1. | ボーリン・ザ・ジャック | Ballin' the Jack | A-1. |
| 8月2日 | 405 | AM | A面6. | ハイ・ソサイエティ | High society | |
| 8月2日 | 407 | 第1集 | B面3. | ダークタウン・ストラッターズ・ボール | Darktown strutters ball |
| 8月2日 | 408 | 第4集 | A面4. | ロード・ロード・ユー・サーテンリー・グッド・トゥ・ミー | Lord,Lord,you certainly good to me |
| 8月2日 | 409 | 第3集 | A面4. | ロード・ロード・ユーヴ・シュア・ビーン・グッド・トゥ・ミー | Lord,Lord,you've sure been good to me |
| 8月2日 | 410 | 第4集 | A面2. | ケアレス・ラヴ | Careless love |
| 8月2日 | 411 | 第3集 | A面5. | ケアレス・ラヴ | Careless love |
| 8月2日 | 412 | 第4集 | B面2. | パナマ | Panama |
| 8月2日 | 414 | 第3集 | A面1. | パナマ | Panama |
| 8月2日 | 415 | 第1集 | A面2. | シー・シー・ライダー | See see rider |
| 8月2日 | 416 | 第2集 | A面3. | ブルース | Blues | A-4. |
「聖者の行進」
ニューオリンズ・ジャズを代表する超有名曲。これもソロで先行するジョージ・ルイスがいい。続くバンクはどうもたどたどしくて心配である。再びルイスに戻ると安心感が増す。最後の集団即興ではバンクも頑張っている。
「ボーリン・ザ・ジャック」
[403]と[404]の2ヴァージョン。1913年クリス・スミスが作ったダンス・ナンバーという。どこかで聴いたことのあるメロディである。[404]の方が演奏としてはまともだと思う。
「ハイ・ソサイエティ」
収録アルバム「アメリカン・ミュージック・バイ・バンク・ジョンソン」(VB-1004)は、「バンク・ジョンソン・1944・第1集」(VC-4006)、「バンク・ジョンソン・1944・第2集」(VC-4007)、「バンク・ジョンソン・1944・第3集」(VC-4008)、「バンク・ジョンソン・1944・第4集」(VC-4016)から選曲されたアルバムということになっているが、1944年に関して言えば、1曲だけこの4枚には収録されていない曲がある。それがこの「ハイ・ソサイエティ」である。原盤の故障によって、途中から収録されている。それも音が割れていて聴きづらい。この曲はCl奏者の流麗な音の流れであるがそれには卓抜したキー操作が必要とされる。ここではルイスのこれ以上は望めない高いレベルでの、卓越したプレイが堪能できる。
「ダークタウン・ストラッターズ・ボール」
O.D.J.B.も1917年に録音しているので古くからあるナンバーだろう。しまりのないバンクのソロに比べてルイスのClは聴き応えがある。ドラムのドッズの張り切りぶりもすごい。
「ロード・ロード・ユー・サーテンリー・グッド・トゥ・ミー」と「ロード・ロード・ユーヴ・シュア・ビーン・グッド・トゥ・ミー」
これは不思議なトラック。「ロード・ロード・ユー・サーテンリー・グッド・トゥ・ミー」が収められた第4集の解説には、ウィリアム・ラッセル氏のノートには、"Lord,Lord,you've sure been good to me"と書いてあるという。それを何故に第4集では"Sure"を"certainly"に変えたのか?ともかく河野氏によれば、古くからある宗教歌だそうである。
先ず[408 certain]の方は音が悪い。[409 sure]の方が音はまともである。この曲に限らずベイビー・ドッズのドラムがマーチング・バンドのスイングするブレークとビートを作り快いと河野氏は書くが、僕には新しいオフビート・プレイのように聴こえる。
「ケアレス・ラヴ」
[410]と[411]の2ヴァージョン。非常に古いニグロ・フォークであるという。先ず[410]は音が悪い。演奏自体は双方あまり変わりはないが、[411]の方がバンクのプレイが良いように感じる。
「パナマ」
"Panama"は、[412]と[414]があるので、何となく[413]もありそうな感じを醸し出している。ディスコグラフィーを見るとやはりある。しかし[412]と[414]は同じ曲に取り組んだ別ヴァージョンという意味合いだと思うので、別々のレコードに収録するのは不親切だと思う。演奏的にはそう変わらないので、振り分けたということなんだろうか?
ニューオリンズ・ジャズの古いスタンダード・ナンバー。典型的なマーチ曲という。この曲でもどことなくたどたどしいバンクに比べて、ルイスの鋭いアタックが耳に響く。
「シー・シー・ライダー」
[207]と[415]の2ヴァージョンある。こちらの[415]はヴォーカルが入らず、インストのみである。
「ブルース」
[399]と[416]の2ヴァージョン。8月1日の[399]は8分25秒に対して、こちらの[416]は9分31分と1分以上長い。河野氏は後半の集団即興が聴き処というが、僕にはルイス、ロビンソン、バンクが2コーラスずつソロを取るところが聴き処に感じる。後半の集団即興はバンクのプレイに締まりがなくぼやけた感じになっている。
<Date & Place> … 1944年8月3日 ニューオリンズにて録音
| 8月3日 | 502 | 第4集 | A面1. | ウェアリー・ブルース | Weary blues |
| 8月3日 | 514 | 第1集 | B面4. | ウェアリー・ブルース | Weary blues |
| 8月3日 | 505 | 第3集 | A面3. | クラリネット・マーマレイド | Clarinet marmalade |
| 8月3日 | 506 | 第2集 | B面1. | ゼアズ・イエス・イエス・イン・ユア・アイズ | There's Yes , Yes in your eyes | B-1. |
| 8月3日 | 508 | 第4集 | A面5. | ロイヤル・ガーデン・ブルース | Royal garden blues |
| 8月3日 | 509 | 第2集 | B面4. | ウィ・ウィル・ウォーク・スルー・ザ・ストリート・オブ・ザ・シティ・ナンバー・1 | We will walk through the street of the city No.1 |
| 8月3日 | 510 | 第3集 | A面2. | ウィ・ウィル・ウォーク・スルー・ザ・ストリート・オブ・ザ・シティ | We will walk through the street of the city |
| 8月3日 | 513 | 第3集 | B面3. | シスター・ケイト | Sister Kate |
| 8月3日 | 517 | 第2集 | A面2. | アイム・アラバマ・バウンド | I'm Arabama bound | A-3. |
「ウェアリー・ブルース」
[502]と[514]の2ヴァージョン。これまで2ヴァージョンある場合には、たいてい番号が隣接していたが、ここでは離れている。ディスコグラフィーを調べると、[501]、[503]も存在する。これは想像だが、録音はやはり番号順に行っていて、[501]、[502]、[503]と録音したが余りうまく行かず、ちょっと間を置いて[514]として取り組んだのではないか?
Eのキーで演奏される2つのブルースとB♭に転調される16小節が組み合わされた典型的なニューオリンズ・チューンだという。ここでも冴えているのはルイスのClである。
「クラリネット・マーマレイド」
タイトル通りジョージ・ルイスをフューチャーしたナンバー。
「ゼアズ・イエス・イエス・イン・ユア・アイズ」
1924年の大ヒット・ナンバーだという。軽やかなナンバー。
「ロイヤル・ガーデン・ブルース」
1919年に作られた超有名曲。「ロイヤル・ガーデン」はシカゴにあったダンス・ホールで、キング・オリヴァーが出演したことでも有名だという。
「ウィ・ウィル・ウォーク・スルー・ザ・ストリート・オブ・ザ・シティ」
[509]と[510]は同じ曲のヴァージョン違い。なぜ[509]を「ナンバー・1」としたのだろうか?これまでヴァージョン違いで、「ナンバー・1」と付けたことはなかった。よく見直すとジャケットには、「ナンバー・1」と付いているが、中面解説には付いていない。ディスコグラフィーを見ると[509]と[510]は同じタイトルで、"Steets of the city"となっている。
古い曲で"Red river valley"と同じ曲という。どこかで聴いたことがあると思った。演奏はほとんど変わらない。
「シスター・ケイト」
Tpのリードする合奏、Tpの加わらない合奏など様々な展開を見せる。僕にはどうしてもバンクのTpはたどたどしくて、本当に名手なのかと疑ってしまう。この曲も[202]と[513]と2ヴァージョンある。ベイビー・ドッズが盛り上げようと頑張っているのが分かる。[202]と[513]の違いはあまり感じられない。
「アイム・アラバマ・バウンド」
とても古い歌で、覚えやすいシンプルなメロディで広く大衆に歌われた曲だという。メロディをバンクがリードし、ルイスとロビンソンが絡むといういつものニューオリンズのパターンが踏襲される。
<Date & Place> … 1944年8月4日 ニューオリンズにて録音
| 8月4日 | 605 | 第1集 | B面1. | ホエン・ユー・ウォー・ア・チューリップ | When you wore a tulip |
| 8月4日 | 606 | 第3集 | B面1. | シュガー・フット・ストンプ | Sugar foot stomp |
「ホエン・ユー・ウォー・ア・チューリップ」
第1集は曲の解説が無い。理由は全曲有名だからという。この曲のタイトルは初めて聴いた。曲を聴くと「リパブリック賛歌」だと思う。「リパブリック賛歌」は、日本では「オタマジャクシはカエルの子、ナマズの子ではありません」と歌われる超有名童謡です。」
「シュガー・フット・ストンプ」
ルイ・アームストロングの作で、ルイ自身1923年に、キング・オリヴァーと共にレコーディングしている。さらに1925年にはフレッチャー・ヘンダーソンがルイを加えたバンドで録音している。ジョージ・ルイスはソロこそとっていないが、オブリガードが強烈で印象に残る。
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