リーダーのコーキー・コーコランについて知っている人は少ないだろうと思われる。かく言う僕もこのレコードで初めて知った。左のアルバム「ビッグ・テナー」には、3人のテナー・サックス奏者の演奏が収録されており、その内の一人ベン・ウエブスターの2曲は、テナー吹奏史上永遠不滅の金字塔と言われるものなので、ずいぶん前に購入した。そしてその3人のうちの一人が、このコーキー・コーコランなのである。
| Band leader & Tenor sax | … | コーキー・コーコラン | Corky Corcoran |
| Trumpet | … | エメット・ベリー | Emmett Berry |
| Alto sax | … | ウィリー・スミス | Willie Smith |
| Piano | … | ドド・マーマロサ | Dodo Marmarosa |
| Guitar | … | アラン・リュース | Allan Reuss |
| Bass | … | エド・ミヘリッチ | Ed Mihelich |
| Drums | … | ニック・ファトゥール | Nick Fatool |
この録音で脇を堅めるサイドメンたちは、これまで何度か登場する実績あるミュージシャンであるが、リーダーのコーコランは、サイドメンも含めてこれまで一度も登場していない。コーコランは白人で、最も長く在団したのが、ハリー・ジェイムズの楽団ということから、白人のダンス・ミュージック系の演奏をする人のように思える。ミヘリッチは不明だが、Tpのベリー、Asのスミスは黒人であり、ベリーはスイング期の中堅Tp奏者として定評があり、スミスはスイング期の三大アルト奏者の一人。Pはバップ志向の新進ピアニスト、Gtのリュース、Dsのファトゥールはベニー・グッドマンの楽団等で活躍したプレイヤーである。白黒、新旧取り混ぜた意外性の高い面子が組まれたように思う。
| A面5. | 恋とは何でしょう | What is this thing called love |
| A面6. | マイナー・ブルース | Minor blues |
| B面1. | ユー・ノウ・イット | You know it |
| B面2. | 木の葉の子守歌 | Lullaby of the leaves |
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