メリー・ルー・ウィリアムス 1939年

Mary Lou Williams 1939

「ミルドレッド・ベイリー/ハー・グレーテスト・パフォーマンシズ」3枚組レコード・ジャケット

<Date&Place> … 1939年3月16日録音

<Personnel> … ミルドレッド・ベイリー・アンド・オックスフォード・グレイズ(Mildred Bailey and Oxford Greys)

Vocalミルドレッド・ベイリーMildred Bailey
Pianoメリー・ルー・ウィリアムスMary Lou Williams
Guitarフロイド・スミスFloyd Smith
Bassジョン・ウィリアムスJohnny Williams
Drumsエディ・ダハティEddie Dougherty

<Contents>

Record2 B-6.プリゾナー・オブ・ラヴPrisoner of love
Record2 B-7.バレルハウス・ミュージックBarrelhouse music
Record2 B-8.アーカンサス・ブルースArkansas blues
Record3 A-2.ユー・ドント・ノウ・マイ・マインド・ブルースYou don't know my mind blues
Record3 A-3.ゼアル・ビー・サム・チェンジ・メイドThere'll be some change made
Record3 A-4.ガルフ・コースト・ブルースGulf coast blues

この録音も注目である。BGのコンボやトミー・ドーシーなどでも小編成の演奏が流行っていたからなのか、ここではバックは前録音より絞られ、カルテット編成である。このオックスフォード・グレイズとは特定のバンドではなく、この録音のために作られたバンド、バンド名であろう。《Oxford Grey》とは《濃い灰色》という意味で、ベイリー以外は皆黒人であり、「かなり黒人寄り、ちょっとだけ白人」ということであろう。
注目はピアニストに黒人女性No.1ピアニストと言われるアンディ・カーク楽団のメリー・ルー・ウィリアムスを起用していることで、他にもギターのスミスもアンディ・カークの楽団からの参加である。ベースのジョン・ウィリアムスは、実によくある名前。1938年のビリー・ホリディの録音でドラムスのダハティと組んで参加していた人物。

「ミルドレッド・ベイリー/ハー・グレーテスト・パフォーマンシズ」ボックス
Record2 B-6.「プリゾナー・オブ・ラヴ」
ミディアム・テンポの曲で、ピアノのリードで歌うシンプルなナンバー。こういう歌伴を弾くウィリアムズは珍しいのではないかと思う。曲はベイリーに合っている感じだ。ビリー・ホリディ=テディ・ウィルソンのコラボを思い起こさせる。
Record2 B-7.「バレルハウス・ミュージック」
曲自体は黒っぽいナンバーなのだが、ミルドレッドの声質がどうしてもそぐわない。無理をして歌っている感じがする。短いフロイド・スミスのGtソロが入る。
Record2 B-8.「アーカンサス・ブルース」
この頃ミルドレッドは芸域を広げようとしていたのだろう、これもブルース・ブギー・ナンバーである。頑張って歌っているのは分かるが、無理している感じは否めない。ソロはウィリアムズ(P)。
Record3 A-2.「ユー・ドント・ノウ・マイ・マインド・ブルース」
これもブルースというかブギーっぽいナンバーである。ここでもソロを取るのはフロイド・スミス(Gt)。どブルースでやはりベイリーには似合わない感じがする。
Record3 A-3.「ゼアル・ビー・サム・チェンジ・メイド」
これもブルージーなナンバーで、ソロはメリー・ルーとフロイドが受け持つ。
Record3 A-4.「ガルフ・コースト・ブルース」
これもブギー調のブルースである。シャウトまでしているが、一体どうしたのだろうと思ってしまう。

<Date&Place> … 1939年11月15日 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … アンディ・カークと彼のトゥエルヴ・クラウズ・オブ・ジョイ(Andy Kirk and his twelve clouds of joy)

Band leader & Bass saxアンディ・カークAndy Kirk
Trumpetハリー・ロウソンHarry Lawsonクラレンス・トライスPaul Kingアール・トンプソンEarl Thompson
Tromboneテッド・ドネリーTed Donnellyヘンリー・ウエルズHenry Wells
Clarinet , Alto and Baritone Saxジョン・ハリントンJohn Harrington
Alto & Baritone Saxジョン・ウィリアムスJohn Williams
Alto Saxアール・ミラーEarl Miller
Tenor saxディック・ウィルソンDick Wilsonドン・バイアスDon Byas
Pianoメリー・ルー・ウィリアムスMary Lou Williams
Guitarフロイド・スミスFloyd Smith
Bassブッカー・コリンズBooker Collins
Drumsベン・シグペンBen Thigpen
Vocalファー・テレルPha Terrellジューン・リッチモンドJune Richmond

1938年10月24日からの移動。
Tenor sax … ドン・バイアス ⇒ In
Guitar … テッド・ロビンソン ⇒ フロイド・スミス
Vocal … ジューン・リッチモンド ⇒ In

<Contents>

record2 B-2.プリーズ・ドント・トーク・アバウト・ミー・ホエン・アイム・ゴーンPlease don't talk about me when I7m gone
record2 B-3.ア・ゴースト・オブ・ア・チャンスA ghost of achance
record2 B-2.「プリーズ・ドント・トーク・アバウト・ミー・ホエン・アイム・ゴーン」
アンサンブルとリッチモンドのヴォーカル中心のナンバーだが、時折短いTsソロが配される。これはドン・バイアスであろうか?ともかくあまりジャズ的興味は弾かない。
record2 B-3.「ア・ゴースト・オブ・ア・チャンス」
これもアンサンブルとヴォーカルのナンバーでジャズ的興味と言えば中間に差し込まれるウィリアムズのPソロと多分バイアスと思われるTsソロぐらいである。

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