オスカー・ピーターソン 1945年

Oscar Peterson 1945

オスカー・ピーターソンは、わが国でも大変人気のあるピアニストであり、レコード、CDも多数出ている。僕が勝手に師と仰ぐ粟村政昭氏は、オスカー・ピーターソンを評して次のように述べている。「ピーターソンという人は、たとえて言うならば超一流の大衆作家なのである。彼のプレイを支えるものは、その猛烈なドライヴ感と豪快なテクニック、泉のように湧き出てくる無限のアイディアだが、言うところの芸術臭はその作品にはきわめて希薄である。同時に彼の「手」はいつも同じだ−という不満が常に付きまとう。」 この評をどう思うか?「芸術臭の希薄な大衆作家ではあるが、超一流」というところに着目するか、「超一流ではあるが芸術臭の希薄な大衆作家」に拘るか?ともかくピーターソンは、カナダ生まれ。その母国で初めて行ったレコーディングから、彼のプレイを聴き始めよう。

<Date&Place> … 1945年4月30日 カナダ・モントリオールにて録音

<Personnel> … オスカー・ピーターソン・トリオ(Oscar Peterson Trio)

Band leader & Pianoオスカー・ピーターソンOscar Peterson
Bassバート・ブラウンBert Brown
Drumsフランク・ギャリーピーFrank Gariepy

<Contents> … 「若き日のオスカー・ピーターソン」(RCA RA-5399〜400)&「オスカー・ピーターソン/ザ・ファースト・ステージ」(BVCJ-7028〜9)

record1 A-1.&CD1-1.アイ・ガット・リズムI got rhythm
record1 A-2.&CD1-2.ルイーズLouise
record1 A-3.&CD1-3.私の青空My blue heaven
record1 A-4.&CD1-4.アラビアの酋長Shiek of Araby
「アイ・ガット・リズム」
アップ・テンポのナンバー。ブギー・ウギーで鍛えた強力な左手が物を言って、アドリブ・スペースではその強力な左手のプレイが圧倒的である。
「ルイーズ」
ミディアム・テンポで有名なテーマ・メロディを弾いていく。そしてアドリブに入ると、その圧倒的なテクニックを見せつけるようなプレイを示す。
「私の青空」
これもスタンダード・ナンバー。すごいテクニックである。そしてドライヴ感がある。アドリブ・スペースの最後は圧巻である。ここではブギー・ウギーのフレーズを取り入れている。
「アラビアの酋長」
スイング時代の人気曲。ピーターソンはすごい速さで弾き込んでいく。ここでもブギー・ウギーのフレーズを活かしてアドリブを弾いている。

<Date&Place> … 1945年8月17日 カナダ・モントリオールにて録音

<Personnel> … オスカー・ピーターソン・カルテット(Oscar Peterson Quartet)

Band leader & Pianoオスカー・ピーターソンOscar Peterson
Guitarアーマンド・サムソンArmand Samson
Bassバート・ブラウンBert Brown
Drumsローランド・ヴァードンRoland Verdon

<Contents> … 「若き日のオスカー・ピーターソン」(RCA RA-5399〜400)

record1 A-5.フライング・ホームFlying home
record1 A-6.C・ジャム・ブルースThe "C" jam blues
record1 A-7.イフ・アイ・クド・ビー・ウィズ・ユーIf I could be with you one hour tonight
「フライング・ホーム」
ベニー・グッドマンとライオネル・ハンプトンの共作で、ハンプトン楽団のテーマ曲。短いベース・ソロも入るが何といってもピーターソンの存在感が圧倒的である。
「C・ジャム・ブルース」
エリントン・ナンバー。ミディアム・アップ・テンポに乗って、ピーターソンが弾きまくる。もう指が止まらないという感じである。ここでもブギー・フレーズが出てくる。
「イフ・アイ・クド・ビー・ウィズ・ユー」
最後にバラード曲が来る。テンポはゆっくりだが、アドリブ・フレーズは細かく音数は圧倒的である。

全曲圧倒的な卓越したテクニック

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